恒例のマニア向けウンチク<Point-to-Pointとは?>
では又少しお勉強から!(笑)最近エフェクターやアンプの世界に於いても一般に「Point-to-Point配線」などと言う言葉を良く耳にするようになりました。 まずここではその辺を一度エフェクターの世界に絞って少し掘り下げてみたいと思います。電機・電子の専門用語が飛び交う事になるかもしれませんが良くわからない人はサァ〜っと読み流してくださいね。
まず、あえてPoint-to-Pointとは相反する基板タイプの配線から見て行きます。
今現在多くの有名ブランド品のエフェクターは製造コストを下げる為、基板(P.C.B)を使い部品同士の配線を行っています。
エフェクターの内部を見ると部品がさされているあのボードですね。それらの部品の接続に使われている基板上の銅箔は一般的な基板で18μmの厚みです、そう!とっても薄いんですね。その厚みで、更に信号ライン線は大体1mm幅以下で0.5mmも有れば太い部類に入る=細い配線がされています。
(デジタル配線になりますと部品の種類や混み具合にもよりますが0.3mm〜0.15mm位の細さで配線されます。エフェクター程度のデジタル配線はDSP、RAMなどを使った物はクロック等を考慮しなくてはなら無い部分も有りますが、取りあえずは繋がっていれば良い的な世界かと思います。なので今回はアナログに的を絞って考えて行きたいと思いますのでデジタル系と表面実装の部品については避けて通る事にします。)
アナログの配線は先ほども書きましたが18μm:0.5mm幅程の細くて薄い銅箔での信号線の道と言う事になります。これは例えば人が細い道を通るのに似ていて、通りづらく不安定になり、ましてや太った人には非常に困難な道になりますね。つまりは細くて良い事は無いという事です。音の信号も同じで当然ながら薄い、細い場合のサウンドは良い方向には進みそうもないですね。
次に基板への部品装着ですがCR(コンデンサーや抵抗)は大手のメーカーでは自動挿入機で有る程度クリンチ(足を折り曲げる事)されて装着されますので銅箔へは必要最小限で接触させる事が出来ます、それ以外はφ1mm程度の基板の穴に0.3mm〜0.6mm位の部品の足ががさされたままのブカブカ状態で半田槽にかけられ半田付けされますので接続媒体として、ここで半田が出てきます。
厳密に言うとここでも当然音が変化します。半田で音が変わると言われるのは半田の素材も有りますが、その使い方、接続のためにどれだけ半田をもるのかなど、この辺も要因の1つと考える事も出来るかと思われます。
そして本題のPoint-to-Pointではと言いますと・・・・・
この方法はまだ基板方式が確立される前の方法で(真空管が盛んに使われていた時代です。)部品の足とラグ板を利用して部品の足同士を直接接続していた方法です。もちろんワイヤーもラグ板を介して直接部品の足に接続されていました。
ここでは題材がエフェクターなのでその観点から話を進めて行きますが、基本的には同じ考え方でユニバーサル基板上で部品の足を利用して接続し、真空管時代と同じ状態を再現させる方式です。なので接続媒体に銅箔なる物が存在しないので信号の通り道は部品の足のみになります。と言う事は音質劣化のマイナス・ポイントがここで1つ減る形になりますね。
そして部品の足はφ0.3mm〜φ0.6mm位有りますので信号の通る道は実に太い道になり(18μmに打ち延ばしたらどの位の幅になるのでしょう?皆さん計算してみてください:笑)。
ここでも音質の向上が期待できますし、部品同士の足を絡めれば半田の媒体影響も低く抑える事が出来ます。なので、少なくても3つのポイントで音質の向上が望めるかと思います。1ポイント10の違いだったら凄い違いですね〜!!ですが欠点も有り、非常に繊細な作業になり自動化が難しいため1つ1つハンドメイドで作るしか方法がなく生産性が非常に悪い為価格が跳ね上がってしまうのが難点です。それ故、大手メーカーには手の出せないマニアックな品物という事になりますね。その手のエフェクターの生産が少なく、需要に対して供給が極端に少ないため、(特に日本では)より価格高騰を招いているという事が言えると思います。
次に配線長さの事を考えてみます。
エフェクター、特にコンパクト・エフェクターの様な小型機器の内部配線から考えると一般的には電気的な配線の長さをさほど気にする範囲ではないのですがギターと言う特殊な物に接続され、さらに大音量でのシングル・トーン系になりますと僅かな違いがハッキリと音の違いで出てきます。なので配線材の素材と長さは重要な音のファクターになるかと思います。
一般に配線材は配線が長いとアンテナになり色々なノイズが飛び込んできます、特にインピーダンスの高い配線は要注意ですね。もちろんアートワーク(配線のデザイン)も非常に重要なファクターでそれによってノイズなどが大きく変わってきます。
現にあぽろん+Dr.Lakeでモディファイした○○○S SD-1などは、OP-AMPの帰還に入っているダイオードを取り除きGainを上げると発振します、これはアートワークが悪い為、入出力部分が近すぎOP-AMPの出力信号が入力に戻るルーピングで発振を起こす現象で、高Gain、高インピ−ダンス回路のアートワークでは絶対に避けなければならない事柄です。(もちろん「あぽろんSD-1
mod」ではこういったところも改良してあります!)
話を元に戻しまして、その配線ですが、長いと当然準抵抗値やインダクタンスが上がりその配線材の持つ素材の音を含め色づけが出やすい傾向が有るようです。専門的にはなりますが配線抵抗値もインダクタンスも配線が太いほど小さくする事が出来ますし、交流電流の流れる物は流す電流を大きくし配線幅を大きいほど配線インピーダンスによる電圧降下が改善されます。とにかくアナログ配線の基本は太く短い配線です。
音像も回路の入口から出口までシンプルでシリーズに部品点数が少ない方が、よりストレートで輪郭のハッキリした、いわゆる抜けの良い音になるようです。
何となく「Point-to-Poin配線」と「配線長」についてお解りいただけたでしょうか??
| ▼ では本題!Dr.LakeオリジナルDynariveの話 ▼ |
このオーバードライブはアノ究極と言われる程大評判のオーバードライブを徹底的に研究し、それを超えるべく「最高のパーツ」「Point-to-Point配線」「太く限りなく短い配線」をという事に細心の注力をして作り上げた完全なオール・ハンドメイド・オーバードライブです。各部品間の接続は最短距離でシルバー半田でPoint-to-Point配線され、マウントさせた抵抗1本1本まで考えて取り付けてありますので、その方向までも意味を持っています。
基板上での部品配置が乱雑そうに見えるのはそれが理由なんですよ。見た目の配線の綺麗さは求めず、(アレもそうですが)ハンドメイドのこだわりでせっかく作るのだからと、できるだけ最高の音のために極力短い配線で繋ぐようにしました!よってS/N比は更に向上していると思います。
配線材もシルバー・メッキされたAWG22ゲージでエフェクターとしては極太材です。そして部品達ですが、ほぼ輸入品で構成されており、より太い音を意識しポリエステル・フィルム・コンデンサーやコンポジション・抵抗、ダイオード、IC(これはJRC製です)などなど「L●●●●●●●f
Dynamic Over Drive」と同じ部品、あるいはそれ以上のもの(何個も試した上で選択)で構成されています。
そして音色もミニスイッチ切替により
「M・モード」:ガッツのあるファットなトーン
「D・モード」:Boosterを兼ねたクランチ・トーン
「T・モード」:一番歪みの大きいクリーミー・トーン
のどれもが使える3モード音色用意しました。巷では「3モードって大体どこか使えない音がある」と言われますが、これは全モード実戦で使える音を目指しました。
ピッキングの強弱やボリュームコントロールのニュアンスの再現性、周波数帯域の広さ、音の太さ、サスティーン、抜け、反応性、全てに於いて電気理論、マウント理論、部品選択〜調達方法など、ノウハウを最大限に生かした一級品の一品です。
アノ本家本元は新品では入手が困難で、オークションや中古市場で幾ら安くても5万円は下りません。
完全にエフェクトペダルという領域を超えた、絶賛の嵐である究極にDynamicな Overdriveを基に、単なるクローンでなく<+α化!
もちろんDr,Lakeが拘ったパーツで(たぶん本家より)丁寧に一つ一つ創り上げていますので更に改良されているオリジナルと言っても過言ではありません!
あぽろん+Dr.Lakeプロジェクトならではのこんな価格なら一個どうですか??
よりマニアの方向けウンチク<あえて、話題のアレと違う箇所は?>
1:IC:exには定評あるJRC4558艶ありです!アレは艶ありではありません。4558艶有りとレギュラー品での音の違いは、例えばteiban系のオールドと現行品の違いと言う感じでしょうか?(それと、好みもありますが一部ではSTM製がJRC製より相性が良いと言う人も居るようですが。。。)
2:ケース
exはアレと同じメーカーHAMMOND Canada製のラメ入りになります。
3:VR-POT
同じように輸入品ですが違うメーカーです。(アレには10ディテント物のALPHA製が使われていますね。)
4:ワイヤー
(アレのワイヤーメーカーの詳細は不明ですがAWG24では無いかと思われます。)こちらはビンテージワイヤー=貴重な1940年台のAWG23ゲージです。(これにより更に周波数帯域の広い抜けの良い音になりました。)
更にブラックエナメル品にテフロンチューブをかぶせて絶縁対策も万全にしてあります。
5:バッテリースナップ
こちらは日本製を使用しています。
(希望があればアレと同じ物の使用も可能ですが、この辺りの部品は日本製のものの方が良いように思います)。
6:電源部の電解コンデンサー
基本的にはアレと同じメーカーの違うシリーズ品を使っています。が国産にする場合もあります。
(基本的には音に直接関係しない部分なので入手しやすい物を使用する予定でいますが希望があれば同じメーカーの品物やスプラグ製なども使用可能です。)ちなみにアレの電解コンはだいたいXicon製やSprague製などです。特に音に影響しない部分ですが。。出力コンデンサーはアレと同じものです。(メーカーは詳細はひ・み・つ☆)
7:LED
ON/OFFはやはりapollonmusicモディファイで好評なブルーを使いました。アレは赤LEDですけどね。
Mモードのダイオードは日本製です。アレは不明ですが多分日本製です。
8:3モードSW
APEM製(フランス)、アレに関しては不明
一番大事な出力のコンデンサーは入手しにくい製品なのですがアレ と同じか又はその物のビンテージ品で物で製作予定です。それ以外は大体アレと同じ構成です。使用半田も同じ銀入りです。
9:GNDの取り方も若干違います。こちらはDr.Lakeがより良いと思うやり方で処置してあります。
** アレも初期のものはダイオードが一個多い設計で、歪みの質が若干違っている様な情報があったり、その後も使用パーツの変更が見受けられる様ですが、こちらも予告無く仕様変更の可能性があります事をご了承願います。ただし、音に悪い仕様変更は一切致しません!ギタリストの立場で常に「良い音」を主眼に、エンジニアのこだわりで丁寧な仕事を心がけております!
EXは部品の調達が容易でないため限定生産となります。
*上記はあくまでも個人の主観に基づく仮説も含まれますのでご了承ください。
仕様は予告無く変更される場合があります。
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