1990年代
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★だいぶバック誰!?さん 2013.04.17

 大学を留年寸前で卒業し、付き合ってた彼女と「お前の故郷で一緒になろう!」と越後長岡へ。意気込んだは良かったが、勘当同然で見知らぬ土地へ来た割に根性と覚悟不足だった僕。慣れない仕事(と長岡人上司)に追われ、結婚なんて先のまた先…。諸々諸々諸々あって(?)、結局彼女との結婚は叶いませんでした。
惰性の日々に「もうここに居る必要も無いか…」と思いつつ、いつも足が向いたのは、長岡ダイエー側にあった、台町のあぽろんでした。今より全然狭かった店舗。入り口の外に出されていた中古の安いエレアコ。音と佇まいが骨身に沁みて、しかしそれさえすぐには買えず…。数ヶ月後、まだ売れてなかったその「カデンツァ」をやっと買いました。以来、僕の生活のそばにはいつも「あぽろん」が居てくれました。
  お店の場所が変わり、店長さんが変わり、店員さんが変わっても、いつも頼りにしてたあぽろん。自分が転職しても転勤しても、必ず通ってたあぽろん。盆も正月も花見もクリスマスも、いつもあぽろんに行って…いや「帰って」いました。生まれ育った場所にも新潟にも、帰れる「故郷」がなかった僕にとって、あぽろんは「実家」でした。
今僕は、上越で高校生と一緒に軽音部やってます。いろいろな想いや枷を背負いながらも、時に真摯に時に苦しく、まぁ大半はおおらかに(!?)、音楽や楽器や日々や仲間に、向かい合っている連中です。時々、そんな彼らを「実家」に連れて行くと、目をキラキラさせて大はしゃぎ!! …あぽろんさん、上越には出店しないの!?

 彼らにも、あぽろんが「実家」になる日が来るといいなぁ。