音のイメージを具現化する音の魔術師【GRINNING DOG Studio岸本氏】より、ハンドワインディングPUの製作様子。
すでに高い評価と人気を得ている最高峰ピックアップ・ビルダーの岸本氏は、JimmySakurai氏とは旧知の仲で、今までも彼のモデルを製作している信頼のビルダーです。
今回特別に製作したSTタイプを"In the Evening"、TLタイプを”Hot Dog"と名付けました。
フェンダーのレリックとはまた違った風合いでエイジドでもサウンドでも世界的に注目を集めているNashGuitars。通常のナッシュ・ギターよりグロスが強いライト・エイジド・フィニッシュ。
こちらからの要望として、軽めで鳴りの良いボディーを選んでもらいました。
ボディサイドの傷はジミー・ペイジの61ストラトを彷彿とさせます。
ハンドメイドのブラス製トレモロ・ノブも製作しました。彼自身もパーツを組み込んだあと、really nice!と喜んでいました。写真に写っている腕はBill Nashのものです。
NashGuitarsでは現在、各工程でスペシャリストによる分業+Bill Nashの最終チェックとなっていますが、このプロジェクトではほぼ全ての工程でBill自身が責任を持って関与したマスタービルドとなっています。
エリック・クラプトンやエリック・ジョンソンなどの"超"がつくギタリストたちにも信頼を得ているブランドAlessandro。今回コントロール部には、ミリタリースペックの質・耐久性を備えた最高峰POTに、あのBlackieトリビュートにも採用されたキャパシターも装備した、かのデイブ・ギルモアも仕様しているAlessandro High-End Products Harnessを採用。
JimmySakurai氏が長年研究したJimmyサウンドではアンプの性能をフルに発揮しながら、シングルコイルでも太いサウンドを出す為にはトーンをかなり絞る必要があります。軟弱なアッセンブリーではフニャフニャモコモコな通らないサウンドになってしまいますが、これによりバッチリ太いサウンドが!
"Fat Boy" 
GRINNING DOG岸本さんのアドバイスで、母体のギターと新しいピックアップ”In the Evening"の特性を活かす為にはスチールブロックの方が良いという事で、イギリスのビンテージ・リバイブ・パーツのメーカーFATBOYのRevibe Steel Blackを採用。
このモデルのサウンドを決定付けた、重要なパーツとなっています。
FATBOYはエイジドパーツ・メーカーとしても日本でもじわじわとその名前が浸透してきている一押しのパーツブランドです!!
"Gene Parsons" 
あの“String Bender”の生みの親でもあり伝説の人物【Gene Parsons】とコンタクトを取り、Bベンダーの取り付けを依頼しました!!
自身名ギタープレイヤーでもあり、ストリングベンダーの生みの親でもある彼が自らこのギターの最終セッティングをしてくれました!!ジミー本人と同じ=奇跡のコラボ!!
S63”Jimmy”Limited / Lake Placid Blue
S63 ”Jimmy” Limited / LPB |
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※ナンバーは選べません。順不同にて発送になります。 |
▼JimmySAKURAI氏による解説▼
Jimmy Page(ジミーペイジ)のステージのイクイップメントで強烈な印象を持つギターの一つにFenderストラトキャスター(レイクプラシッド・ブルー)があります。はっきりとした入手時期は不明ですが、LED ZEPPELINのライブ使用での初登場は1975年5月のアールズコート公演での『丘の向こうに』。以降は1979年夏のデンマーク、イギリスのネブワース公演で『イン・ジ・イヴニング』でプレイされました。この他、スタジオ・レコーディングでも実際に使用された筈です。また、LED ZEPPELIN以降ですが、ポール・ロジャースと組んだTHE FIRMでもレコーディングやライブで使っておりました。
Jimmy Page(ジミーペイジ)といえば、レスポールというイメージが先入観として先に立ちますが、LED ZEPPELINのアルバムを聴いてみると、意外にもフェンダーギターの使用頻度が高いことに気がつきます。アルバム「プレゼンス」の『アキレス最後の戦い』『フォー・ユァ・ライフ』や「コーダ」収録の「ウォルターズ・ウォーク」でもストラトサウンドを確認できます。
諸説ある中で1961年製と思われるこのストラトはスラブボードであるところからラウドなサウンドが特徴となりますがこのニュアンスを現在の量産モデルで再現するには、現行の使用される材質や生産工程上ではなかなか再現が難しいものです。
今回ナッシュギターやブラス製のアームキャップはじめ、このギターの持つ、(Jimmy Pageファンなら周知の)細かなチエックポイントを可能な限りに見事に再現。確認できる限りのJimmy Pageの持つ同機のキズまでエイジド(レリック)処理によって再現しました。
尚、ピックアップをGRINNING DOGのオリジナル・モデルを搭載することでより高いプレイヤビリテイーを実現しました。フェンダー系が苦手と云われがちなレスポール・プレイヤーでも弾くことが楽しくなるギターです。このピックアップの持つビンテージ・フェンダー・ピックアップを踏襲しつつも、ナッシュで使われるボディ材に合った特性を持つ、特別仕様のピックアップのラウドなサウンドをお楽しみください。
T63 ”Jimmy” B.Bender Limited Edition / Mocha
T”Jimmy”B.Bender Limited / Mocha
Body : Alder 2P
Neck : Maple Med C
FingerBoard : RoseWood 10”R
Fret : 6105
Aging levels : Light “Church Gig”
PickUp : Grinning Dog “HotDog”
Circuit : Alessandro”ST Harness”
StringBender : GeneParsons
With LightHardCase
※ナンバーは選べません。順不同にて発送になります。
※モニター環境などにより色味は実際と異なって見える場合がございます。
※限定モデルに付き売切れの際はご了承ください。
THANKS SOLD OUT!!
▼JimmySAKURAI氏による解説▼
Jimmy Page(ジミーペイジ)といえば、レスポールのイメージが一般的なロックファンの共通の印象があると思いますが、1968年に結成、ZEPP最初のライブはテレキャスターを使っていました。
69年発表の1stアルバムのエレクトリックギター曲はこのテレキャスターでレコーディングされました。
その後もストラトキャスターと共にスタジオレコーディングでは欠かせないギターでした。
ストリング・ベンダー付のテレキャスターをJimmy Page(ジミーペイジ)が使い始めたのは1977年のU.S.ツアーにおける『Ten Years Gone』です。この時はブラウンのボディにメイプル指板のネックを組んだモデルでしたが、後の79年ネブワース公演ではブラジリアン・ローズウッドのネックに替えられていました。
最近、このネックは記念すべき1stアルバムや当時のライブで使用されていた(幻といわれる)ドラゴンのペイントが施された59年製テレキャスターのものだったという事実が発覚しました。
ZEP後期のレコーディングで『All My Love』『Darlene』『HotDog』などでストリング・ベンダーのプレイが聴けますが、後のTHE FIRMではほぼメインギターとして活躍したのが、今回、NashによってRe-Issueされたこのブラウン・ボディ・テレキャスターです。