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ピックアップビルダー:トーマス・ニルセン(Thomas Nilsen)は、過去30年以上にわたり、最も本物に近いサウンドのハムバッカーを作り続けてきました。
トーマスは、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)と長年にわたってコラボレーションを行ってきましたが、その際にギターのトーンとサウンドの再現について話をしました。
ビリー・ギボンズはギターの音色の細部にまでこだわっており、"パーリー・ゲイツ(Pearly Gates) "ギターとして有名な1959年製レスポールの特定の音を再現したいと考えていました。
パーリー・ゲイツの有名なトーンを研究していたトーマスは、ハムバッカーのユニークなサウンド特性をプロットするために、周波数スペクトラム・レコーダーを設計・製作しました。

「パーリーゲイツの周波数範囲を記録できるようにスキャナーを作りました。70ヘルツから95キロヘルツまでの周波数範囲のさまざまなポイントでデシベルを読み取ったところ、パーリーゲイツのレスポールに搭載されているピックアップは、他のものとは大きく異なることがわかりました。非常に特別な数値が出たのです。それにより、コイルの巻き方のパターンがわかったのです。」
トーマスは続けます。
「私の頭の中には、ある周波数に到達するためにはコイルにどのように線をつければよいかという、さまざまなテンプレートがあります。例えば、
WhiskerBuckerの場合、コイルの真ん中から始めて48ターン、左側に行って132ターン、右側に行って64ターン、そしてまた戻って追加します。
その後、その動きを繰り返した後、全く違う巻き方で2700回巻き、さらに1000回巻き、最後は決まった方法で仕上げていきます。だから、とても奥が深いんです。決まったやり方があるんです。約1,300種類の巻線パターンがあります。」

トーマスは、同じギブソンスタイルの材料を使ってPAFのような製品を作ることを目指すのではなく、純粋に音に焦点を当てて異なるアプローチを取ることにしました。
「0.061mmのエナメル絶縁銅線を使っています」と彼は明かします。
「これはPAFのレプリカを作るときに使われる一般的なワイヤーではありません。私は1年以上かけて、同じマグネット、同じ出力(同じターン数)で、さまざまな巻線パターンをA-Bテストしました。みんなが思っているよりもずっと科学的なアプローチです。あらゆる種類の巻線を用意して、求めるものを得るために全周波数帯域をスキャンしました。非常に時間と集中力が必要でした。信号がコイルの中をどのように移動するかが重要なのです。信号の通り道を変えれば、周波数ごとにまったく異なるデシベル値が得られます。」
「磁石は無指向性の特殊なもので、100%電磁されているわけではなく、少しデガウスされています。パーリー・ゲイツのピックアップをスキャンしたときに測定したところ、ビリーのピックアップのガウス値と同じでした。ビリーのギターのガウス値は独特です。だからWhiskerBuckersは、1959年の新品の時ではなく、ZZトップのアルバムに収録されているPearly Gatesのギターの音を再現しています。」
本物のPearly Gatesギターのトーンを求める人には、WhiskerBuckerが間違いなくお勧めです。
当時のスペックを真似したピックアップは多くありますが、ビンテージやレアギターのピックアップをスキャンすることで“今現在のビンテージ &レアギター・ピックアップ”のサウンドを完全に再現しています。
 
Cream T Pickupsのは、Billy F. Gibbonsを始め、Keith Richards、Jeff Beck、Derek Trucks、Joe Bonamassa、Keri Kelli、Gregg Braught、K.K Martin、David Foster、Luther Dickinson、Nik Ryan、Craig Ross、Richard Fortus、Lenny Kravitz、Jamie Dickson、Bernie Marsden、Ronnie Wood、Steve Miller、Dregen、Steve Prior、Elwood Francis、Brad Whitford、Eric Schenkman
など多くのアーティスト達に選択されています。