About Glendale Guitars

 

2004年、テキサスで生まれたギターブランド

 
Glendale Guitars(グレンデール・ギターズ)は、2004年にアメリカ・テキサス州で設立された、エレクトリックギターおよびギターパーツのブランドです。
創業者は、ギタリストであり、ギター製作やパーツ開発を手がけるDale Clark(デイル・クラーク)。
 
テキサス州アーリントンに根をおろし、ギター本体の製作からブリッジプレート、サドル、ネックジョイントプレート、コントロール部分の金属パーツなど、ギターを構成するさまざまなハードウェアの設計・製造まで幅広く展開しています。
 
Glendale Guitarsの製品開発の根底にあるのは、Fender Telecasterへの深い敬意です。
テレキャスターの伝統的な構造やヴィンテージ期の製造方法、素材へのこだわりを大切にしながら、異なる素材の組み合わせや独自の加工方法を取り入れ、演奏性の向上にも取り組んできました。
 
そのものづくりを象徴するのが、「What if?(もし、こうだったら?)」という問いかけです。
既存の構造や仕様にとらわれず、新たな可能性を追求する姿勢は、職人の手によって丁寧に仕上げられるギターやパーツの一つひとつに息づいています。
 
製品はすべてアメリカ国内で製造され、ギター本体も細部にまでこだわり、一台ずつ手作業で組み上げられています。
また、豊富なパーツのラインナップは、外観だけでなく、サウンドやオクターブピッチの精度、演奏時のフィーリングなど、プレイヤーそれぞれの目的に合わせたギターのカスタマイズを可能にしています。
 
創業者Dale Clark自身のギタリストとしての経験も、こうした製品開発に反映されています。
ギターを演奏する立場と製作する立場、その両方の視点から、伝統を尊重しながら新たな可能性を追求し続けることが、Glendale Guitarsの大きな特徴です。

 
 
 

ヴィンテージスタイルのブリッジと独自のサドル設計

 
Glendale Guitarsを代表する製品のひとつが、テレキャスター用のブリッジプレートとサドルです。
 
ブリッジプレートには、初期のテレキャスターに見られるアッシュトレイ型の形状を取り入れた「Vintage Blackguard」シリーズをはじめ、American Standardタイプに対応した製品などが用意されています。
 
形状の違いによって、伝統的なサイドウォールを残した「No-Cut」、片側を低く加工した「Single-Cut」、両側を低く加工した「Double-Cut」などを展開。さらに、弦をブリッジプレート後方から通す「Top-Loader」仕様もラインナップされています。
 
Double-Cutブリッジプレートは、Dale Clark自身が開発に関わった代表的な製品のひとつです。本人は取材記事の中で、ヴィンテージスタイルのブリッジプレートの両側を低く加工する設計を早い時期に製品化したと説明しています。
 
サドルには、3連サドルの構造を維持しながら各弦のオクターブ調整に対応する「Intone Cutting Edge」シリーズを展開しています。ブラス、アルミニウム、スチール、チタンなどの素材を使用し、単一素材のセットだけでなく、異なる金属を組み合わせた製品も用意されています。
 
Dale Clarkは、E/A弦側にアルミニウム、残りの弦にブラスを使用する組み合わせを、自身が早い時期に取り入れた設計のひとつとして紹介しています。

 
 
 

 素材と仕上げによる豊富な製品バリエーション

 
Glendale Guitarsのハードウェアには、冷間圧延スチール(Cold Roll Steel)、ステンレススチール、チタン、ブラス、アルミニウムなど、さまざまな金属が使用されています。
 
サドルでは素材ごとの違いに加え、直径や表面形状の異なるモデルも取り扱っています。
表面仕上げには、クロームメッキを施した仕様のほか、金属の素地を活かした「Raw Deal」仕上げがあります。
Raw Dealは、メッキ仕上げとは異なる金属本来の外観を持つ製品として、ブリッジプレート、ネックプレート、コントロールプレート、ノブなどに採用されています。
 
また、ネックとボディの接合部分に使用するネックプレート、コントロールノブなど、ギターの各部に対応するハードウェアも展開しています。
 
これらの製品は、パーツ単体の交換や修理だけでなく、ギターの新規製作やカスタマイズにも使用されています。

 
 
 

ギタリストとしての経験から生まれた製品開発

 
Dale Clarkの製品開発には、自身の演奏経験が深く関わっています。
2023年に公開された取材記事では、ギター製作やパーツ開発を始めた経緯、使用する金属の組み合わせ、ブリッジプレートの形状、軽量なボディ材への取り組みなどについて語っています。
 
同記事によると、Dale ClarkはテキサスのミュージシャンMax Stallingのバンドで演奏活動を行っていた時期があり、その移動中にブランド名が生まれました。
「Glendale」という名称は、本人のファーストネームであるGlenと、ミドルネームであるDaleを組み合わせたものです。
バンドのベーシストAden Bubeckが提案した名前を採用したと、Dale Clark自身が説明しています。
 
また、同社の製品はテレキャスターの名手として世界中のギターファンやミュージシャンから絶大なリスペクトを集める"Pete Anderson"、"Bill Hullett"、"Tim Lerch"などの名ギタリストをはじめ、ギターカルチャーを象徴する人物"Billy F Gibbons"などにも絶賛されています。