Dr.Lake HYPER TS9 mod.とは?
ご存じの様に「TS-9」は世界中数多くの個人ビルダーやメーカー製オーバー・ドライブがこの回路を基本として世に送り出している名器中の名器となっております。
そして今回ターゲットとしています「TS-9・モディファイ品」ではKe○leyを代表とする物がよく知られる所と思います。
しかしながら、それらの多くはスタンダードのTS-9を「True Bypass」にしたり「音質改善」、「IC変更」程度で、Lan○graffでおなじみの3モードのセレクターの様なモディファイ品は見る事が出来ません。
多少専門的にはなりますが、これには訳があり、単純にクリッピング:ダイオードの切り替えだけでは問題が発生してくる為、容易に出来ないのがで原因では無いかと推測されます。
実際、私の試作段階で単純な切り替えでは商品として売り出す事ができない様な問題が多々発生しておりました。これはアートワークに問題が有り通常のTS-9では特に問題は発生しないのですが、OP-AMPの帰還回路をモディファイすると発生してきます。
3モードについて
しかしここに紹介する「TS-9 MOD」はこれらの問題を全て解決し、多様なジャンルに対応するしっかりとした「3モードのセレクター」を取付、ゲインもアップさせ、音質も抜けを重視した選び抜いた部品で構成しております。またスティーブ・レイボーンで有名になった改造もしっかりと取り入れて、よりしっかりとした音作りを致して有ります。
そして各モードはこんな風に多彩です。。。。。
【Powered TS-9モード】
既に廃品種のオリジナルTS-9と同じクリッピング・ダイオードを使用しました。現行品のTS-9とは音の張りが異なり、音質改善の部品の効果も有り少しザックリ感を持った素晴らしい音を提供してくれます。
またゲイン幅も拡大して有りますので、従来のTS-9サウンドからハイ・ゲインなTS-9サウンドまで作り出す事が出来ますので歪みの不足感も解消して有ります。
【No Compモード】
コンプレッションのかからないモードでブースト用のクリーン・トーンとして使用できますし、ゲインを上げればピッキングにリアルな追従を見せるクランチ・サウンドを作り事が出来るモードです。
【Power Crunchモード】
このモードは秘蔵のダイオードを取り入れ、TS-9以上に真空管サウンドを追求したモードです。ミッドレンジがよりふくよかになり、張りの有る音の中にもクリーミーさを残した、ググッと前に出てくる、リアルな真空管サウンドです。
以上、妥協を抜きにした特別なTS-9です。
*個人の主観に基づく仮説も含まれます。
* TS9はIbanezの製品です。