Dr.Lakeが来る日の為に暖めていたアイディアを基に"a crowd of rebellion"の小林亮輔氏の全面監修により実際のライブ、スタジオの現場にてサウンドを磨き上げ作り上げられたハイエンドオーバードライブ/ハイゲインブースター。
Retriever.(レトリバー)は、”Bow Wow”と”Got Me Insane”の2つの異なる機能を搭載しています。 ”Bow Wow”は、素晴らしい反応を持つ歪みをクリエイトしますが、その表現の幅は広く、クランチ~ハードオーバードライブまでを再現可能。
歪の質はハイエンド・ブティック系アンプを思わせるザクッとした歪みを特徴としており、効きの良いトーンコントロールにて 現場に合わせて素早く毛並みの粗さを整えるような調整が可能 です。
そ”Got Me Insane”では、高音域側の抜けの良さをつかさどる”White”コントロール、低音域側音圧をつかさどる”Glowl”コントロールを搭載しており、一瞬にして”Bow Wow”での歪の質感を変えることができ、重厚なヘビィディストーション~ザクザクとした凶悪なサウンドをも作り出すことが可能です。
また、”Got Me Insane”の使い方は音色の変化だけにとらわれず、”Breeding”つまみによりブースターとして使うことができる為、トレブルブースター~クリーンブースター~ベースブースターとしても幅広く使用が可能です。
”Breeding”つまみは”Bow Wow””Got Me Insane”の両方に備えられているため、アンプと組み合わせで数段階のゲインブースターや、アンプのチャンネル切替のようにも使用が可能です。
特筆すべきポイントとして、それらの優れた機能を組み合わせて使うだけではなく、別々にON/OFFができるようになっており、”Bow Wow”と”Got Me Insane”を単体で駆動することも可能です。”GO/STAY”のマスタースイッチを搭載することで、どちらの機能を使うか、または一緒に使うかは事前にそれぞれのスイッチで決めておくことができるため、曲やフレーズによっても、また、その場のインスピレーションで即座に設定可能です。
”Stay点灯時”=エフェクトバイパス時は、”Bow Wow””Got Me Insane”がONの場合はそれぞれのLEDが薄く光ることで、どちらの機能がONになっているかも瞬時に見分けがつき、それぞれのLEDは、暗いステージだけでなく、ライトを浴びた状態でも視認性を確保できるように調整されています。センター⊖の9V-12Vで駆動できるため、アダプターのヴォルテージの違いでのレンジの変化も音楽性に合わせてお選びいただけます。 サウンド、プレイアビリティ、ユーザビリティ全てにおいて、完全に実践の現場レベルで作り上げられる Retriever.(レトリバー) は、Dr.Lakeにより一点一点ハンドメイドで製作されています。
Story of Retriever.
Dr.Lakeには、いつか形にしたいと考えていたいくつかのエフェクターがありました。
それらは、まれに試作機として製作され限定で販売されることもありますが、その多くが日の目を浴びることなく、試作を繰り返し、サウンドチェックされ完成を迎えるまでアイディアの一部として Dr.Lakeの資料にストックされます。
そのアイディアの一つとして、 2チャンネルアンプの様に使えそれより幅が広く、全てのアンプで(近年主流のソリッドステートであっても)音圧・重厚感を持たせることのできるハイゲインエフェクトとして、数年間アイディアを練っていたモデルがありました。
しかし、それまでの Dr.Lake エフェクトでは作られてこなかったサウンドゆえに、僅かなサウンドへの違和感から、思い描いた質感には今一歩の完成度が必要ではないか?と再度アイディアとしてストックされる予定でした。
そんな時、新潟での大型ロックフェス"PHOENIX ROCK FEST.15"にて、今までのどのバンドとも違う" a crowd of rebellion "のスタイル、ライブでの圧倒的なサウンドとパフォーマンスを目の当たりにしたあぽろんスタッフは、新しいサウンドの方向性として、 Dr.Lake に そのサウンドを聞かせることになります。
スタジオでのサウンドチェック、ツアーでの実践での使用から、 必要なサウンド、音圧、使用感等々を隠すことなくフィードバック 、 Dr.Lake も回路を再設計し、各部の調整、動作変更などを幾度と繰り返し施し、小林亮輔氏のデザインによって遂に完成したこのエフェクターは、" Retriever.(レトリバー) "という名の命を吹き込まれここに誕生しました。