あぽろんのブログ

1ピックアップながらにサウンドバリエーション豊かなNashエスクワイヤーモデルのご紹介!

ちょっと面白い楽器店あぽろんのブログへようこそ!

今回は当社で大人気の直輸入ブランド、Nashguitars!今回はEシリーズ…すなわちエスクワイヤーモデルについてご紹介させて頂きます!NashのエスクワイヤーはNashならではの質感や、鳴りの良さはもちろんのこと、仕様にもこだわられて製作されており、エスクワイヤーファンの方であれば、「おっ!」ってなること間違いなしのクオリティとなっております!

1ピックアップの仕様ですが…決してシンプルな構造ではありません!ルックス以上にサウンドバリエーションに富んだモデルなんです!

さっそく当モデルのルックス、仕様からご紹介させて頂きます!

今回入荷した個体は、Charcoal Frost Metallicというカラーです!

Charcoal Frostは日本語で直訳すると、「木炭の霜」という意味です。カラーとしては黒に近いグレーのような色合いです。また、カラー名Metallicとある通り、塗装表面にはキラキラとした光沢が見られます。

Body材にはNashの定番の木材であるAlderが採用されております。Nashの木材は、厳選され充分にシーズニングされた上質な木材だけが使用されております。この厳選された木材の質の高さも、Nashの魅力の1つです!

ネック材はMaple、指板材にはRosewoodを採用しております。Nashのネックといえばやはりこのネック裏のエイジド加工!非常に精巧に加工が施されており、弾けば弾くほど手に馴染んできます。

ピックアップはエスクワイヤータイプなので、ブリッジにシングルコイルが1発搭載されております。ピックアップにはLollarが採用されております。Nashに搭載されるLollar ピックアップは、一般的に手に入るモデルではなく、Nash用に巻かれたNash専用に作成されたものになります!

ブリッジにはテレキャスター、エスクワイヤーの定番3連サドルが採用されております。Nashの3連サドルはテンション感がすばらしく、TLタイプならではの「ジャキッ」としたサウンドの質が高いです。カッティングにもピッタリ!

こちらの個体はボディバインディングがアップチャージ(追加料金での仕様変更)で追加されています!Nashのテレキャスターボディバインディングは、人気のアップチャージの1つです!

こちらが今回入荷したE63モデルのSpecでございます!

エスクワイヤータイプはピックアップが1つということもあり、ルックス的にはかなりシンプルですが、シンプルだからこそ、カラーやバインディングが映えるのも1つの特徴です!

そして!こちらのエスクワイヤーモデルですが、冒頭で「仕様にもこだわられている」とご説明させて頂きました。ここからが本題!その仕様の詳細に関してご説明させて頂きます!

Nashのエスクワイヤータイプは、一般的なエスクワイヤーの配線と異なっており、3Wayセレクターの切り替えにより、Nash独自の3種類のサウンドモードに切り替えることが可能でございます!これが超実践的で、超便利なのです!それでは3つのモードの機能と、サウンドに関してご説明させて頂きます!

まず3Wayセレクターで一般的に言うリアピックアップ選択時には、ボリューム、トーン共に調整が可能な『スタンダードモード』となり、好みのセッティングでの音作りが可能になります。

まずはこのモードで音を出してみます。これは…!シングルコイルとは思えない程、芯のある太いサウンド!その中にシングルコイルならではの鋭さ、さらに煌びやかさまで感じられます。これがNashのエスクワイヤー、テレキャスタータイプならではのシングルコイルの音質です!Nashはエイジド加工などルックスにも特徴がありますが、何よりもこの超一流の現場で活躍するサウンドで、世界のあらゆるアーティストに認められているブランドです。また、Toneの質も素晴らしく、少し絞ると甘いトーンになる印象です。キンキンなりがちなシングルコイルですが、Toneの調整でいとも簡単に解消できます。

セレクターをミックスポジション選択時には、ボリューム、トーンをバイパスした『ダイレクトモード』となります。ボリュームとトーンは常にMAXの状態となり、こちらのモードではボリュームノブ、トーンノブが共に効かなくなります。

このモードで音を出してみると…なんと!非常にパワフルで、抜け感のあるサウンドに!トーンがMAXになっているのでハイの成分がかなり強めですがここは聞かせどころ!というようなフレーズやギターソロ時にこのモードを使用するのは非常に効果的!と感じます。テレキャスターの金属感のあるサウンドがお好きな方にはたまらないのではないでしょうか?

セレクターをフロントピックアップを選択時には、トーンを絞り、ミッドレンジを強調した『チョークモード』となります。チョークモードを選択時には、ボリュームノブ、トーンノブ共に効かなくなります。

このモードで音を出してみると、先ほどの『ダイレクトモード』とはうってかわり、トーンを絞ったサウンドな分ハイの成分は引っ込み、ミッドが強めなこもったサウンドになりました。ですがただこもったサウンドというだけではなく、甘みのある丸い印象を受けます。雰囲気のあるアルペジオやゆるやかなコードにピッタリな音質です。
ジャズなどにもおススメです!

このようにNashのエスクワイヤーでは『スタンダードモード』、『チョークモード』、『ダイレクトモード』の3つのモードを使い分けて、1ピックアップながらも手元の操作だけで幅広いサウンドを使い分けることが可能です!スタンダードモードのボリューム、トーンをあえて控えめに設定しておいて、ダイレクトモードはソロ時のみ使用…チョークモードは空間系と合わせつつ怪しい雰囲気を出すフレーズで使用…などなど!考えれば無限に思いつきそうなほど、実は使い勝手の良い仕様なんです!

ここまでこだわって製作されているのは流石Nashとしか言いようがありません。「ギター」への愛を感じ取れますね!

こちらのモデルはあぽろんオーダーではなくNashGuitarsのストック品です。
Nashからゲリラ的に「こんなモデルあるけどいるかい?」というメールが来るんですが世界中のディーラーに一斉でメールが送られているため2分後にメールしても売り切れ・・なんてこともしばしば(泣
ということでレアな逸品となってます。

デジマートはこちらからどうぞ!
https://www.digimart.net/cat01/shop149/DS07465371/

今後もNashの人気モデルや、変わったモデルなどのご紹介を続けて参ります!乞うご期待!

今回もご精読ありがとうございました!

Please Share!