Fano Guitarsのストーリーと、Andy Partridge / XTCによるFano Guitarsをテーマにした曲(他では聴けない貴重な曲!)をご紹介!
ちょっと面白い楽器店あぽろんのブログへようこそ!
今回のブログではFano Guitars とAndy Partridge/ XTCに関するお話をご紹介😎
Fano Guitarsの創業者ビルダーDennis Fano。Fano Guitarsとしてギターを作り始めた初期の頃、彼には1つの夢がありました。
それは…大ファンのXTC(エックス・ティー・シー)に自分の作ったギターを弾いてもらう事!
XTCはイングランド・ウィルトシャー州スウィンドン出身のロック・バンド。ビートルズやザ・ビーチ・ボーイズといった英米問わず、オールディーズなポップスや、サイケデリック・ロックなどからの幅広い影響をもとに、その活動を通じてポップミュージックのオルタナティヴな可能性を追求したバンドです。彼らの作った音楽は世界中のポップ、ロックファンを魅了し、プロミュージシャンにもファンが多く、もちろん、日本のミュージシャンにも多大な影響を与えています。
XTCの顔であるAndyはバンドリーダーとして、ソングライターとして、メインボーカルとしてはもちろん、ユニークなギターの名手であることも見逃せません。
夢が叶うことになったDennis Fanoは、Fano Guitarsの象徴としてXTCの3人(Andy Partridge , Collin Moulding , Dave Gregory )それぞれのカスタムモデルを製作しました。それぞれがビザールとクラシックの良さを両方取り入れた、Dennisならではのハイセンスでユニークなスタイルを持ったモデルです。しかも、サウンドや弾き心地、構造や仕上げは彼ならではの拘りを追求したハイエンド・ブティック・ギターでした。
こちらはXTCのボーカル、ギターであるAndy Partridgeに製作したギターの写真です。
このギターのデザインはどうやらAndy Partridgeが「フォークギターをエレキギターに」というユーモアから生まれたアイディアのようです。それをハイエンドギターにしてしまうDennis Fano…。当時からビルダーとしての腕前の高さが伺えます。
そしてこのギターをDennis FanoがAndy Partridgeに渡した際の写真がこちら。
Dennis Fanoの夢が叶った瞬間です。
(Dennis Fanoの憧れ故か、この頃は2人のルックスがとても良く似ています笑)
その後、Andy Partridgeはこのギターを非常に愛用していました。
下の2枚はこのギターを実際に弾いているAndy Partridgeの写真です↓
このギターがXTCの曲、My Brown Guitar(Wasp Star Apple Venus Vol.2)を作曲するきっかけとなりました。
そしてこの度、他では聴けない大変貴重な未発表曲、Andy PartridgeによるFano Guitarsテーマの曲を、あぽろんのYoutubeチャンネルにて公開しました!この曲はAndyがDennisへのお礼として贈った非常にレアな音源です。小曲ながらAndyならではの捻りの利いたポップロックとなっており、正にXTC的シグネイチャーサウンドになっています。エンディングでのギターフレーズはいかにもアンディーという感じの“ちょっと面白い”フレーズと素晴らしいトーン。この部分だけでも名手の片鱗がうかがえます。XTC、Andy Partridgeのファンの方はもちろん、Fano Guitarsのファンも是非ご視聴ください!
今回はFano GuitarsとXTC Andy Partridgeの関係についてのストーリー、Andy作の貴重なFano Guitarsテーマの曲についてご紹介しました。
余談にはなりますが、そのXTCのCDの中のAndyの言葉を読んで当時海外輸入品発掘担当だった、現あぽろん社長がDennisにコンタクトをとったことから、あぽろんとFano Guitarsの付き合いが始まりました。最初はお互いXTCファンという事がきっかけとなったわけです。
このように最初期からの長いお付き合いがあるため、その後もDennis FanoがNovo Guitars 、Rivolta Guitarsを作った時にもあぽろんが正規代理店となっているわけです!XTCモデルからFano Guitarsの変遷~現在のNovo Guitarsに至るまでのストーリーについては又の機会に。
もっとFanoguitarsについて知りたい!という方は是非apollonmusic.comのホームページもご覧ください↓
https://apollonmusic.com/fano/
Dennis FanoのデザインとEastwood Guitars製作陣のコラボによるリーズナブルなシリーズ、Rivolta Guitarsについてはこちらをどうぞ!↓
https://apollonmusic.com/rivoltaguitars/
今後も当社直輸入ブランドのちょっと面白いストーリーを紹介していきます。
是非チェック宜しくお願いします!
P.S
Dennis Fanoが製作したギターにはこんなデザインのギターもあります。
XTCの9枚目のアルバム、Oranges & Lemonsのジャケットを元にしたデザインの1本。確か当時限定生産で2~3本だけ世に出たものです。
愛が深いですね~。(これは買っておけばよかった・・・)
元になったOranges & Lemonsのジャケットがこちら↓
XTC Dave Gregoryモデルのギターはこちら↓
XTC Collin Mouldingモデルのベースはこちら
ちなみに、XTCモデルのギターは日本発売後すぐに日本の著名人お二人に購入していただきました。XTCのファンはマニアックな人が多いですよね。是非もっと多くの人に聴いてほしい、ポピュラー音楽史上、ロック史上重要なバンドだと思います。
Please Share!