【ちょっと面渋いおススメ音楽_その1】
*この記事では、まだそれほど有名ではないけれどおススメできる音楽を勝手に紹介していきます。
Rick Lollarをご存知でしょうか?
http://www.ricklollar.com/
アメリカ南部アトランタ出身の注目すべきギタリストです。自身のバンドや、グラミー候補で大学時代一緒にジャズを学んだ学友でもあるJamison Rossとの深く長いパートナー関係、南部のグルでありミュージシャンの登竜門と言えるCol. Bruce Hamptonユニットへの参加、自身のメンターでもあるJimmy HerringとのユニットJimmy Herring and The 5 of 7、Elvis CostelloやDianne Reevesとの共演などなど、一般の音楽ファンには届きにくいですが、通なところで確実に活躍しているミュージシャンズミュージシャンの一人と言えます。
プレイの特徴は、ブルースをベースとしてジャズ・ファンク・ロックなど全ての要素を備えており、基本的なギターとチューブアンプとトランスペアレント系ドライブとのコンビネーションによるナチュラルなサウンド。常にブルージーでありながらコードチェンジの時にここぞと出てくるジャズフレーズに知性を感じさせます。弾き過ぎないその塩梅が絶妙で、トーンとダイナムクスを大事にするオーガニックなプレイで飽きさせません。
使用しているギターは自身のバンドではNashguitars T63。音を聴くといかにもNashのTLフロントPU, Lollar PU(Jason Lollarと関係があるわけではないと思いますが、Nashを持ち、Lollar PUのTシャツを着ている写真もあります)のサウンドの特徴が良く出ているキレとコクが両立した太く通る美味しいエレキギターサウンドです。NashguitarsのテレのフロントPUはこういう音だというショウケースのようです。こういうナチュラルなサウンドは本当に上手くないと弾ききれないですよね。Jamisonや他のジャズ系アーティストの時にはGibson ES-339を使用しています。Robben Fordなどがお好きな方ならきっと気に入りますよ。
おススメのCDはSoul Hang / Rick Lollar Band
https://ricklollar.bandcamp.com/album/soulful-hang
機会があれば是非聴いてみてください。
YOUTUBE:
Soulful Hang
https://www.youtube.com/watch?v=Df2Z_wVOA2s
Jamison Ross | Keep On (Live)