あぽろんのブログ

「元祖!超パワフルなサスティナー!」Sustainiac Pro Sustainerについてご紹介!このサスティニアックに関して、プロのリペアマンにインタビューしてみました!

あぽろんのブログへようこそ!

今回はManson Guitar Worksのオプションでもおなじみの、Sustainiac Pro Sustainerについてご紹介します!

「サスティナー」はしっているけどサスティニアックって…?と思われたかも多いかもしれません。ですが、このサスティニアックを制作している会社、Maniac Music Incこそ、世界で初めてサスティナーを開発したメーカーなのです!

それでは初めに、サスティニアックの歴史について少し振り返ります。

Maniac Music, Inc. は、世界で初めてサスティナーを開発したメーカーです。まだ真空管アンプが発明される以前、1892年に最初の特許を米国で取得して以来、サスティナーの先駆者としてアメリカ本国では良く知られています。
弦楽器用のサスティナーの設計をした、サスティナー技術のパイオニアAlan Hoover(アラン・フーバー)。
彼は、電磁ドライバーを励振装置として使用しないときにフロントピックアップとして利用するなどの技術を取り入れた”SUSTINIAC(サスティニアック)を開発。日本においてはF社にてSUSTINIAC(布袋氏モデルで有名)の販売がされたのち、SUSTINIACの技術を基にした”SUSTAINER(サスティナー)”が開発・発売されました。


Maniac Music, Inc.は、一時期販売が難しくなった時期もありましたが、Alan Hoover氏により設計・開発された電磁ドライバー”SUSTINIAC”としてパテントを取得し復活を遂げるとすぐに、SCHECTER(シェクター)や、MansonGuitars(マンソン・ギターズ)などのメーカーに取り入れられ、今では、多くのアーティストに指示され使用されています。

アンプを爆音で鳴らした際のフィードバック・サウンドの魅力を、手元で自由自在にコントロールでき、アンプでのフィードバック以上の表現力を手に入れるために”SUSTINIAC”は開発・設計されています。

以上がサスティニアックの歴史になります。少しは興味を持っていただけましたでしょうか…!

それでは実際にサスティニアックがどんな機能をするのか、ご説明させていただきます。

現在当社の取り扱っているサスティニアックは、Sustainiac Stealth Proというモデルです。

・Normal Mode(ノーマルモード) 

・Harmonic Mode(ハーモニック・モード) 

・Mix Mode(ミックスモード)

の3つのモードを備えたサスティナードライバー&サーキットモデルです。

ノーマルモードでは原音を伸ばす効果があり、ハーモニックモードでは原音のハーモニクスのみを伸ばす効果があります。そしてミックスモードでは原音、ハーモニクスの両方を伸ばすことができ、それぞれの場面やフレーズにより使い分けることが可能です!この3つのモードはミニスイッチで瞬時に切り替えることが可能です!

サスティニアックと他のサスティナーデバイスとの大きな違いの一つは、特許取得済み「クラスD」アンプを使用し、9Vバッテリー×1つで駆動させ、僅かな電力のみで既存の18Vバッテリータイプ以上に強力な弦振動によるサスティーンを得られるように設計されている点です。少ない電力ながらも、非常にパワフルなサウンドになります。


また、Sustainiacがオフのときには、Sustainiacはアクティブ・ピックアップとして動作します。他のサスティナーデバイスとのもう一つの大きな違いは、単独のフロントピックアップとしてもしっかり使えるサウンドという点です。

サスティニアックには、シングルコイル用、ハムバッカー用がある他、サスティニアック本体のサイズも、シングルサイズ、ハムバッカーサイズ、カラーもブラックにホワイト、7弦用があったりと…使用するギターの用途によって多数の種類がございます!当社のホームページよりどんな種類があるのかご確認頂けますので、是非覗いてみてください👇

https://apollonmusic.com/sustainiac/

「でもこれをどうやってギターに搭載するの?」と思われた方もいるかもしれません。こういったギター改造は難しく、専門的な知識が必要な場合が多いです。…ですが当社では取り付けのご依頼も受け付けておりますのでご安心を!

今回のブログでは実際に当社のギターやお客様のギターにサスティニアックを取り付けている、当社専属のプロリペアマン、S氏にサスティニアックについていろいろ聞いてみました!

ーまず、今までにどれくらいの本数のギターにサスティニアックを搭載してきたのか教えていただけますでしょ          うか。

S氏:大体20本くらいでしょうか…。Mansonはもちろん、お客様のギターにも取り付けてきました。取り付ける際には、ザグリをしたり、基盤やスイッチを修正したりと、いろいろ手を加えてきました。

ー20本!なかなかに多い本数ですね。続いてはS氏が考える、サスティナーとの違いや、サスティニアックの良さを教えてほしいです。

S氏:サスティニアックはサスティナーに比べて、非常に効きが良いです。比べるとわかるのですが、段違いです。また、サスティナーの場合はメーカーによって使用するピックアップが決まっているのですが、サスティニアックは特にピックアップに指定があるわけではないので、取り付ける自由度が高いのも魅力だと思いますよ。サスティニアックとの相性もあるので、すべてのピックアップで必ずサスティニアックが効くとは断定できませんが…。

ーリペアマンから見てもそんなに効き方が違うのですね!相性の話が出ましたが、サスティニアックに向いていないギターやピックアップはあるのでしょうか?

S氏:サスティニアックの効きには、搭載する個所から12フレットまでの距離が重要なんです。そのため、理論的には24フレットのギターや、ロングスケールよりも弦長の短いミディアムスケールのギターはサスティニアックに向いていないと思われます…ですが、過去に24フレットのギターやミディアムスケールのギターにも搭載したことがありまして、普通にサスティニアックは効いていました(笑)多少効きが弱かったこともありますが、今まで搭載したギターで効かなかったことはないですね。サスティニアックの力強さゆえなのか…。

ピックアップの話ですと、特徴的なピックアップでサスティニアックを搭載したことがないので、効くかどうか分かりません。グレッチのピックアップや、P90、ミニハムバッカーなど…ただ理論的には無事に効くのではないかと思っています。ただやったことがないので…。オススメ、保証はしません(笑)

ーそうなのですね…特殊な例で搭載する場合には、効かない場合もあるという覚悟も必要ですね…。逆にこのスペックのギター、ピックアップなら安心して搭載できる!というものはありますか?

S氏:21フレット、22フレット、ロングスケールで、一般的なピックアップが搭載されているギターであれば安心して搭載できますね!ピックアップでは、過去の例だとダンカンなどハイゲインのピックアップとの相性が良く、失敗の恐れがなくリペアを進められます。万が一もともと搭載されていたピックアップとの相性が悪く、サスティニアックの効きが悪かったとしても、上記スペックのギターであれば、ピックアップをダンカンに交換するだけで効くようになると思います。

ーサスティニアックの効きにはギターのスペックが大きく関わってくるのですね。勉強になります。ピックアップ交換の話がありましたが、サスティニアック関連のリペアは具体的にどのようなことをするのですか?

S氏:まるっきり新しくサスティニアックを搭載する場合には、搭載に必要な各種ザグリを行います。それから基盤やバッテリーボックスの組み込みなど…搭載に必要なリペアを進めます。もしすでにザグリのあるギターであれば、それを利用して基盤等を組み込むことも可能です。基本工賃は¥12,100~ですが、初めからザグリのあるギターは少ないので、ザグリ料金等が追加になることが多いです。リペア開始前にリペア内容とお見積りを出すことができますので、ぜひ気軽に預けてみてほしいです。

また、自分でリペアしてみたけど途中で分からなくなってしまった、どうしてもサスティニアックが効かないというものでも、私のもとで原因を探して修理や続きから搭載することができます。もしお悩みの方がいましたら、1度あぽろんさんまでお問い合わせください。

ーなかなか難しいリペアですが、S氏にお任せすれば安心ですね!サスティニアックはピックアップとしても作動するのですが、ピックアップとしての性能はいかがでしょうか。

S氏:サスティニアックはアクティブピックアップなのですが、パワフルで良いと思います!サスティニアックは基盤のほうでボリューム調整ができるのが便利だなと思います。リペアの面で見ても、リアピックアップとの音量差をしっかりと調整できるので良いなぁと。別途パーツが必要にはなりますが、TAPのような機能を追加させることもできるので、サウンド調整の幅はかなり広いと思います。

ーピックアップとしても優秀なのはサスティニアックの1つの魅力ですよね。最後にS氏からサスティニアックの取り付けを検討しているギタリストの方に1言お願いします!

S氏:サスティニアックの取り付けでは取り付け後に効かないことが1番怖いです。21フレット、22フレット、ロングスケール、一般的なピックアップであれば、問題なく効くはずですが、相性によっては効かない場合もございます。取り付けの際にはその点だけご理解ください。ですが、もし効かないことがあれば原因を追究し、ピックアップの交換など効くようになるための改善策をご提案いたします。…まぁ今まで搭載したギターで効かなかったギターはありませんでしたが(笑)サスティニアックの取り付けに関してお悩みの方は是非1度あぽろんさんを通して私にご相談ください。サスティニアックは面白い機器です(笑)

ーありがとうございました!

当社専属のリペアマンならではのサスティニアック搭載に関する深いとことまでお話を聞くことができました!

確かに今までサスティニアック搭載に関して様々なご依頼をいただいてきましたが…効かなかった個体はありませんでした(笑)「自分のギターでうまく動作するかわからない…」という方も是非1度お気軽にご相談いただけますと幸いです。

いかがでしたでしょうか!奥が深いサスティニアック…。既にサスティナーを取り付けているけど、もっともっと効きを強くしたい!ド迫力なフィードバックサウンドを手に入れたいという方へオススメです!

サスティニアックキットの当社ホームページはコチラよりご確認頂けます↓

https://apollonmusic.com/sustainiac/

サスティニアックの在庫はコチラから↓

https://store.shopping.yahoo.co.jp/apollon/search.html?p=sustainiac+Stealth#CentSrchFilter1

サスティニアックのお取り付け、ご相談等はコチラから↓

今回もご精読ありがとうございました!

Please Share!