サックス科 阿部先生インタビュー 「30歳からでも50歳からでも遅くない。サックスは人生を変える楽器です」

「30歳からでも50歳からでも遅くない。サックスは人生を変える楽器です」

長岡店で木曜日に開講中の阿部泰比古先生。
普段はジャズのステージで活躍されている先生ですが、実はサックスを本格的に始めたのは30歳から。
そんな先生の始めたきっかけや練習方法、そしてサックスの魅力やこれから始めたい方へのメッセージを伺いました。
演奏家としての経験と情熱あふれる阿部先生の言葉を、ぜひお楽しみください。

体験レッスンへのお申込みはコチラから

― サックスを始めたきっかけを教えてください。

阿部先生：大学時代はテニス漬けで、サックスとはほとんど無縁でした。でも昔から音楽は好きでよく聞いていました。卒業後もずっとテニスを続けていたんですが、ある日「MALTA」というサックスプレーヤーに感銘を受け、「最初の数小節だけでもこの音を、自分の息で鳴らしたい！」と、卒業してローンを組んで楽器を買いました。でも当時はまだ、その熱が持続せず、ほとんどケースから出さずじまいでしたね（笑）。

　30歳のころ、仕事でジャズの演奏会を企画担当することになって。それをきっかけに改めてジャズへの思いが強くなり、サックスを再び手にしました。



― 30歳からのスタートでも、すぐ上達されたんですか？

阿部先生：いやいや、最初は完全に自己流で、練習方法もわからないので曲をただ夢中で吹いていました。でも、ジャズのアドリブに憧れて音を探っているうちに、耳でペンタトニックスケールやブルーノートスケールを掴み始めたんです。「ああ、この音の組み合わせが心地いいんだな」と、自分なりに発見していきました。その後コード理論を学び始めたら、一気に演奏の世界が広がりましたね。「こんなに便利なものが存在していたのか...！」と（笑）。


― モチベーションを保てた理由は？

阿部先生：やっぱり仲間の存在です。地元のジャズクラブやバンド活動で、自分よりちょっと上手な仲間と一緒に演奏できたこと。それが大きな刺激になりました。「もっと良い音を出したい！」と心から思える環境があったのは幸せですね。そして何より、サックスを吹いている時間そのものが喜びでした。それは今でも同じで、楽器を吹くのが楽しくてしょうがないです。


― レッスンではどんな指導をされていますか？

阿部先生：まずは生徒さんが「これを吹きたい！」と思える曲から始めます。基礎はもちろん大切ですが、最初から基礎ばかりだと続きませんから。楽しい中に少しずつスケールやテクニックを織り交ぜていきます。

自分はレッスンを受けた経験がなく、すべて自己流で進めていたため、正しいやり方を見つけるまでに時間がかかりました。ですが、生徒さんには講師として、それをピンポイントで最初からお伝えできます。これこそが、独学ではなくレッスンを受ける大きな魅力の一つだと思います。


― サックスの魅力を一言で言うと？

阿部先生：「息で歌える楽器、です。息を吹き込むことで、自分の感情やニュアンスがダイレクトに音になる。“自分だけの声”が宿ります。だからこそ、練習しているときも演奏しているときも、本当に楽しいですね。
ジャズ、ポップス、クラシック…ジャンルを超えて楽しめますし、音楽を通じて仲間が増えるのも最高です。サックスは単なる楽器じゃなく、人生を豊かにしてくれる相棒ですね。」

普段よく聴くのは、ケニー・ギャレット、ジョシュア・レッドマン、リッチー・コールといったジャズサックスの巨匠たち。彼らの音色やフレーズにインスパイアされることも多く、練習に熱が入るそうです。



― これから始めたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

阿部先生：よく耳にする不安ですが、楽譜が読めなくても、音楽の知識がなくても、まったく問題ありません。僕も最初は譜面が読めませんでしたし、サックスは構造的に必ず音が出ます。30歳からでも、50歳からでも、始めた瞬間から楽しいものです。年齢は関係ありません。大切なのは「やってみたい」という気持ちだけ。
まずは一歩踏み出してみませんか？　一緒にサックスを吹く仲間をお待ちしています。

----------------------------------------

阿部先生、ありがとうございました！


インタビューを通して、サックスやジャズへの深い愛情と熱い情熱をひしひしと感じました。

私たちあぽろんスタッフも、皆さんが音楽を心から楽しめるよう全力でサポートします。
まずはお気軽に無料体験レッスンから始めてみませんか？

阿部先生は長岡店にて木曜日に開講中！

体験レッスンへのお申込みはコチラから

レッスン用の楽器はあぽろんで無料貸出していますので、手ぶらでも安心してご参加いただけます。ぜひ、あなたの音楽ストーリーをここから一緒に紡いでいきましょう。
お会いできる日を楽しみにしています！

-Profile-

30 歳の頃、独学で本格的にサックスの練習を開始。35 歳頃から見附市内でバンド活動を始めて以降、活動の場を広げ、⻑岡、新潟のジャズスポットでレギュラー演奏を開始。

以降は自身のバンドや吉田睦 with sekt での活動の他、各パーティ会場、プロアーティストのサポート等活動の場を広げ、現在は県内外のライブハウスやイベントにおいて年間約70 本(令和4年度実績)の演奏活動を行っている。